堺市上下水道局では、『堺市下水道ビジョン』を策定しており、同ビジョンの中で、雨に強いまちの実現に取組んでいます。大雨に対する浸水安全度を高めるために、浸水危険解消重点地区の雨水整備を推進しております。当該地区は、上記重点地区に位置付けられており、雨水整備を行っています。
①急曲線
②急曲線
③河川横断
『現状』
■施設の老朽化:経年変化による施設の老朽化の進行と耐震性の問題
■周辺環境:処理場周辺の住宅化が進み、周辺環境面での問題
『今回事業の目的として』
■野田処理場へ流入する合流水を、合流処理能力に余裕のある中島処理場へ送水し、野田処理場の施設の再構築を行う。
野田処理場→中島処理場:全長 L=6.4km
■羽根井ポンプ場へ流入する羽根井・花田合流水を一部今回施工の下水管に取り込み合流改善を行い浸水被害を防ぐ。
①急曲線
②急曲線
③河川横断
■東日本大震災では、水道施設が甚大な被害を受け、市民生活に大きな影響を及ぼした。近い将来、南海トラフ巨大地震の発生も予想され、地震に備えた水道施設への対策が急がれている。
■松山市では地震などの災害に強い水道の構築を目指し、施設や水道管の耐震化に取り組んでいる。
■本工事はその一環としてかきつばた浄水場(重信川水系)から竹原浄水場(石手川水系)を結ぶ送水管の布設を行う。
①両発進
②河川横断
③軌道横断
「本事業は、老朽化が懸念される基幹管路の耐震化を図る目的である。道路交通網の整備により飛躍的に車が増加した現在、従来工法(開削工法)の施工では、道路の交通規制を伴う長期間の工事となる。しかし、当該事業で採用した「ミニシールド工法」は、開削工法に比べ工期短縮になるとともに、交通規制を伴うのは到達立坑築造時のみであり、社会的コストの縮減に大きく寄与できたことを高く評価している。」
堺市上下水道局様のコメント
「通常のシールド工に比べ、二次覆工がないため、工期を短縮することができ、工法選定による評価が高くなったことから、本工法を採用した。現場では、掘進が少し伸び悩んだこともあったが、問題なく施工完了を迎え、事業をスムーズに遂行することができた。内面仕上がりや出来高とも良好であった。」